【Laika Came Back】2019/08/25 青山 The Birth Place

 みなさま

 

残暑お見舞い申し上げます。 

 

令和最初の夏の終わりに、

 

念願の!

 

Laika Came Back 青山The Birth Placeライブに参加してきましたので、

 

この記事ではその模様を覚えている限りお伝えしようと思います。

 

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まず始めに 

 

僕は中学生の頃からSPIRAL LIFEの大ファンでした。

 

特に車谷さんの透き通った唄声にしびれ切っていました。

 

僕がLaika Came Backこと車谷浩司さんを

 

どれほど敬愛しているか。に関しては、

 

以前作っていたnoteに詳しく書いています。

(それでもうまくかけた自信はありませんが。。)

 

よろしければそちらをご参照いただいてから読み進めていただけると、

 

より楽しめるかと思います。

 

note.mu

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僕は昨年転職をしたのですが、

 

35歳を過ぎて転職という決断をした理由の一つが

 

好きなアーティストには会いに行きたいから。

 

でした。

 

前職はやりがいはありましたが、年間休日が50日にも満たないとても過酷な労働環境。。

 

そんな中で、

 

就職以前はコンスタントに行けていたライブにも当然いけなくなってしまったのです。

 

また、

 

ユニットやバンドなど活動形態に関わらず、

 

アーティストがいつまでも活動を続けてくれている保証などどこにもありません。

 

自分が年を取るということは、

 

アーティストも年を取るということ。

 

会えるときに会いに行くべき。

 

様々な悲しいニュースに触れるたびにそう思うようになっていました。

 

そんな僕が実際に転職をして、

 

まず行きたい!と思っていたのがこの

 

Laika Came Backです。

 

noteに書いた通り、

 

僕は人生のどん底だった高校3年の夏に、

 

車谷浩司さんご本人からギターを売っていただくという

 

ド級の幸運に出会いました。

 

あの時、あの経験が僕の人生に与えた影響はとてつもなく大きなものがあります。

 

なのに、

 

僕はそれ以来一度も車谷さんのライブに足を運ぶこともなく、

 

2009年、AIRは突然活動を終了してしまうのです。

 

いつか行けるだろうという怠慢を恥じつつも今度は仕事に追われ、

 

 2010年活動を始めたLaika Came Backのショーにも行けない始末。

 

あの時のお礼が言いたい。

 

ギターを売ってくれたという行為そのものではなく、

 

あこがれの人に実際会うというかけがえのない機会。

 

それを与えてくれた車谷さんにもう一度お会いしたいと強く願っていたのです。

 

そのチャンスとして、

 

毎年年末に行われていた横浜でのライブに照準を合わせていたのですが

 

なんと(転職した)2018年は開催されず。。

 

やっと行けると思っていた僕は涙をのみましたが、

 

ついに発表された今回の東京は青山でのショー。

 

財布の確認もしないままに気が付けばチケットを買っていましたw

(やーそこは実際結構あぶなかったんですがww)

 

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うまくかけるかわからないので、ライブ当日の事を時系列で書いていきます。

 

7時40分起床。

 

10時30分 家をでる。

我が家から会場までは1時間半ほどでつく計算。受付開始は16時ですからあまりにも早すぎる出発ですが、居てもたってもいられなかったですw 初めていく会場だから場所の確認もしたかった。

11時10分 電車に乗って二駅目で忘れ物に気づき降りる。

事前に、どうやらライブ終わりの物販時、車谷さんご本人からサインを頂けるようだという情報を仕入れていたのですが、肝心の「サインをしてもらうモノ」を何も持っていないことに気づき途中下車。あぶない。

 

 そして帰宅するとなぜか鼻血が止まらず。興奮でのぼせてしまったのでしょうかw

 

11時50分 再び家をでる。

「Landed」「Confirms」の2枚のCDをカバンにいれて再度出発。これにサインをもらおう。2枚は厚かましいかな。。汗をかいてしまったので着替えたりしました。

 

 

 

 
 
 13時15分 渋谷着。

何年振りかわからないくらい久しぶりにJR渋谷駅へ無事到着。ヒカリエには目もくれずに通過しました。(実際ヒカリエってなんなんですかね??w)

 

 

13時30分 青山The Birth Place到着。

わかりやすい場所、でもないと思うのですが迷うことはありませんでした。ありがとうグーグルマップ!

看板をみると6Fと8Fに分かれているようでした。さすがに誰も並んでいないし、6Fと8Fどちらか確認しようと思い、エレベーターでまず8Fに上ってみました。何もない。普通のマンション的な部屋のドアが一つあるだけ。次に6Fに降りてみます。同じく一枚のドア以外何もない。ただ、ドアの向こうからかすかにドラムの音が聞こえます。「ここだ」安心した僕は1Fへもどりました。

 

14時から15時20分 サイゼリヤでランチする。

途中にあったサイゼリヤで軽い昼食をとる。299円のパスタとドリンクバー。隣の席では4人組のJKが恋バナに花を咲かせています。「いくらイケメンでも変態は無理だよねー」と言っているのがきこえましたw←盗み聞きする変態

 

ドリンクバーで時間をつぶしながら、飲みすぎに注意。大事なライブ中にトイレに行きたくなっては大変です。

(これは大正解でした。青山The Birth Placeはお手洗いが男女兼用の一つしかないので先に済ませておくのは必須です。)

 

 

15時30分 再び青山The Birth Placeへ。

 

16時受付とはいえやはり早めに並んでおきたいと思いもどりました。すると、女性2人が建物の前に立っていました。よかった。なんだか一安心w

やがて中の人がA型看板をたてました。

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おお。やはり6Fで合っている!(まだ心配だったw) 

 

15時50分 開場

予定より10分早いけど「暑いだろうから」とのことで開場。ありがたいです。車谷さんを囲む人はみな優しい。後から来た人も誰も怒らない。優しい。

 

(当然かもしれないけれど、女性ファンが8割ほどでしたw)

 

僕はわりと身長がある方なので、ライブの時は気を遣うんですよね。前に陣取ると後ろの人が迷惑なのです。(別の人の時、露骨に咳ばらいをされたことがあります)

 

だがしかし。

 

今回だけは許してほしい。僕は一番前の列に座りました。ステージとの段差もなく、演奏される場所と1メートルほどしか離れていません。

 

そして並べられたエフェクター類をチェック。うむ。いつもTwitterで拝見しているものと同じだ。

 

 

 [rakuten:otakara-100:10027636:detail]

など。

 

16時30分頃 スタート

 普段から時計を持っていない私。携帯も当然OFFにしていたため正確な開演時間は分かりませんが、そんなに待った記憶もありません。

 

20年ぶりに拝見する生の車谷氏登場。感動感動感動。マジでお世辞抜きで全っ然かわってない。はにかむ笑顔が眩しい。

 

以下、正確な言葉は覚えていませんが

 

「どうもこんにちは。Laika Came Backです。お暑い中たくさんの人にお集まりいただきありがとうございます。どうぞゆっくり楽しんでいってください。」

 

そう言うとおもむろにギターのチューニングを始めるLCB氏。

 

セットリストはごめんなさい。覚えていないです。。

 

ブログ用にメモ帳を買っていったのですが、とても書いている余裕はなかったです。。釘付けとはこのこと。

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ただ、

 

『あいうえお』で始まり、アンコールの『駿馬』で終わったことだけは確か。

(それだけかい!ポンコツすぎる。。)

 

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順不同ながら、演奏された曲は(覚えている限り)以下の通り。

 

「Landed」から

・Landed

・Trace

・あいうえお

・Southern Cross

・駿馬

 

「Confirms」から

・Green

・新緑の候

・The Bears

・When Your Wings Forget How To Fly

・朝凪の色(僕の中では夏の唄というMCのあとで)

ノクターン

・逆光

・天空の彼方(たぶん本編の最後だったと思います)

 

映画「こはく」から

・こはく

(「こはく」の劇伴の話をしたあとで、「まぁこの後『こはく』を演るわけではないんですけど」といって会場全員ズッコケるw 結局やってくれたけど。)

・インスト曲いくつか(どんなんだったっけ?といいながら。ハミングの曲はもう覚えてないらしいw)

 

カバー

・Scarborough Fair(Simon&Garfunkel)(人生で3本の指に入るほど好きな曲と仰ってました)

 

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MC集(めちゃくちゃキュート)

 

①「夏も終わりですねぇ」×3(少なからず3回は言ってた)

開演直前は外でギターを抱えたまま待機していたようでチューニングにてこずっていた印象。

「ほんの5分くらい外にいただけなんですが、驚くほど変わりますねぇ、チューニングが。」

4弦の音を鳴らしたときにちょっとびっくりしたような表情をみせる。

②「映画っていうのはすごい世界ですねぇ」

映画「こはく」の話のなかで。最初に劇伴の話が来たのは3.4年前だそうです。実際の作業自体も一年前には録り終わっていたらしいです。

「そうやって3年も4年もかけて作ったものが、その町では2週間で終わってしまうんですからねぇ。まだ観てない人はチェックしてみてください。東京ではもう終わってるんですけど。」

話を振っておいて最後にゼロをかけるのは車谷さんが昔からよく使う話法w

③「令和最初の東京公演」

「だからと言って何も思うことは特別ないんですけどw」と言っていた。これも車谷さん話法ですね。

④「Tシャツを持って帰るのはとにかくイヤ!暑い中、重いんですよ!」

普段のショーでは物販の話はサラッと終わらせるそうですが、この日はLCBの新しいTシャツの白バージョンの初販日とのことで、「暑いでしょう?持って帰るのが本当に嫌なんです。是非というか必ず買って帰ってもらいたいです。ご購入いただいた方にはTシャツでも携帯でもサインします!」と言っていました。正直、予算があまりなく物販は安めのトートバッグにしようと思っていましたが「サインはTシャツじゃないと貰えないのか!」ということでTシャツ購入を決意(これはぼくの早合点でべつにそんな縛りはありませんでした笑)。

 

今も着ながら書いていますが最高の着心地。車谷さんも仰っていたがTシャツにも流行りすたりがありますね。薄手が流行ったり、厚手が流行ったり。個人的にはちょい厚手が好みなので、今回のこれはお世辞抜きで最高。ダントンにデザインが似ているのはデザインの入稿が終わった後で気が付いたそうです(「特にダントンが好きなわけでもなんでもない」らしいですw)。

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ライブ感想

 

初めて見るLaika Came Back。噂には聞いていましたが本当に一人ですべてを行っていました。PAさんも居ないとは。。

 

その場で作ったループを幾重にも重ねながら、自分の声や生ギターをのせていく。

 

DigiTech Jammanを巧みに操りながらその場の演奏と打ち込みを合わせていく様はやはりただただ「天才」でした。リズム感が尋常じゃないですね。

 

また、最後の「駿馬」で響かせたあの声。思わず落涙しました。

 

もっと感動したのは、「Southern Cross」などでディストーションエフェクトをかけた時のギターのストローク姿。

 

AIRの時から変わってない!!

 

ここでも僕は落涙。ううう。たまらんものみた。転職してよかった!!w

 

笑顔で退場していく車谷さんを観ながら、僕は強く思いました。

 

「長生きしてください!」

 

と。(誰目線なんだ。。)

 

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おまけ(俺にはやり残したことがある!)

 

19時頃 ライブ終了。

 

しばらく放心状態でいると、後ろから車谷さんの声がする。どうやら物販タイムが始まったようでした。

 

ちょっと話したいことがある僕はあんまり前に並んでしまうと、

 

後ろの人に迷惑をかけると思い、

 

少し様子をうかがっていたのですが

 

考えることは皆同じらしく(そりゃそうだ)、

 

率先して物販の列に並ぶ人はあまりいません(でもみんな帰らないw)。

 

帰って子供たちの宿題を手伝わなければならない僕は、

(一応、夏休み最終日ですからね。。)

 

意を決して列に並びました。

 

一人ひとりとしっかり話し、握手までしている車谷さん。

 

おおお。

 

めちゃくちゃ緊張する。

 

順番がきたらすぐにいただいたギターの写真を見せられるようにスマホの準備もばっちりしておかねばとソワソワが止まりません。

 

そして、

 

ついに僕の番。

(以下記憶はあやふやw)

 

受付の人(綺麗な女性の方でした)←後に分かったのですがカメラマンのtochigiさんらしい!美人!

「どちらになさいますか?」

 

私「白のTシャツ、Mでお願いしますっ」

 

受付の人「はい。」

 

車谷さん「ありがとうございます」

 

私「あ、」

(カバンから「Landed」を出す。やはり二枚は勇気が出なかった。。)

 

車谷さん「これは、どうしましょう?」

 

私「あ、もうここで。。」

 

車谷さん「ケースの上からでいいですかね?」

 

私「はい。大丈夫ですっ」

(後から考えると、ケースの上からってそれ消えやすいやんっていう車谷さんの配慮だった。。俺のあほーーー!!)

 

車谷さんサイン書き書きする。

 

私「(勇気を振り絞りまくって)あの、車谷さん」

 

車谷さん「(書きながら)はい」

 

私「わたくし、20年前に車谷さんからギターを売っていただいたことがありまして。。」

 

車谷さん「えっ(顔を上げる)」

 

受付の人も驚く。

 

私「ラジオの企画で、」

 

車谷さん「あー!」

 

私「赤坂ブリッツに招待していただいて、」

 

車谷さん「ありましたねぇー」

 

受付の人が後ろに並んでる人に「20年前にギターを売ってもらったんですって」と言い始める。ちょっと恥ずかしいw

 

私「アイバニーズのこれなんですけど(ギターの写真をみせる)」

 

車谷さん「あぁ。ほんとだぁ(食い入るようにみる)」

 

ここで私痛恨のミス。なぜかあせって車谷さんがまだ見ているのにスマホを閉じてしまう。。

 

車谷さん「今でもお持ちなんですか?」

 

私「(食い気味に)もちろんです!」

 

車谷さん「そうでしたか。これからも大事にしてやってください。」

 

そういってにこりと笑って両手で握手をしてくださいました。

 

私「ありがとうございました!」

 

ここで僕は頭をさげて退場。

 

後ろの人が笑顔で待ってくれていて救われました。

 

この場を借りてお礼を申し上げたい。

 

ありがとうございました!

 

エレベーターに乗り、半ば幽霊状態になりながら駅までゆっくりと歩きました。

(途中のヒカリエでちょっと迷いましたw 駅はどっちだ?!と)

 

にしても。

 

思い返すと反省ばかり。

 

伝えたい言葉の半分も伝えられませんでした。

 

あの日、

 

車谷さんにお会いするという奇跡が僕をどれだけ救ったか。

 

今は家族に囲まれ、どれだけ幸せか。

 

でもいい。

 

まずは20年ぶりにお会いできたこと。

 

あの深夜ラジオからずっと追いかけている変な奴がいることw

 

それをお伝え出来ただけで二重丸とします。

(勝手に納得w)

 

最後に、車谷さんにこの歌詞を贈りたいです。

 

愛するものを幸せにしたいと思うとき

 愛するものがそばにいることは素晴らしい

 

 

 

George

George

  • provided courtesy of iTunes

 

 

本当にどうもありがとうございました。

 

あなたのおかげで僕は今日ここにいます。

 

これからもどうぞお元気で。

 

また、必ず、お会いしましょう!!

 

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(了)