2019聖帝全国ツアー爆発寸前GIG 第拾弐段『YOKOHAMA』に行ってきた!

おはようございます。フジイです。

 

先日行われた

 

2019聖帝全国ツアー爆発寸前GIG 第拾弐段『YOKOHAMA』

 

に参加してきましたので、

 

その模様をなんとか伝えられるだけ伝えていきたいと思います。

 

よろしくお願いします。

 

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(なぜかin金沢だった。。)

 

 

 

❶聖帝って誰?

 

聖帝(セイテイ)とはツイッターやボイシーなどで活躍している「サウザー」さんの別名です。最近ではこの聖帝という呼称をご本人も、周りの方も使うことが多いようです。

 

年齢は非公開ですがおそらく30代半ばほどではないかと推測されます。

 

元々は藤沢数希さんのメルマガ「週刊金融日記」に登場する名物投稿者のような方だったのですが、他の投稿者を圧倒するような筆力・文章力により自身のキャラクターを確立していきました。

 

有名な投稿はいくつもありますが、「サウザー」という名前がつくきっかけにもなったこちらの回は(少なくとも男性は)読んでおいた方がいいでしょう。

 

週刊金融日記63号 「愛などいらぬ!」

 

[http:// :title]

この記事が2013年。この時点ではまだ一般企業に勤める会社員の方だったようですが、その後は2017年にamebaブログ、さらにはnoteでの音声コンテンツ「白熱教室」シリーズのリリースなど自身のオリジナル商品の展開を始めていきます。

 

アメブロは現在はみれませんが、こちらで再掲されています。

xn--ztts57e.com

 

 

また同時に、不動産を少しずつ買い進め、上記「白熱教室」のヒットもあいまってついに念願のサラリーマン(サウザーさんの言うところの『勤め人』)卒業を果たします。

 

そして2018年3月24日、インターネットラジオ「Voicy」でのパーソナリティ活動を開始!これはめちゃめちゃ大きかったと個人的には思っています。

 

https://voicy.jp/channel/657/62702

 

もともと「白熱教室」で培われていた音声コンテンツの下地。それが他のパーソナリティとは一線を画すものでした。話し方、話の内容(質)、そもそもの音質、また声(!!!)全部良いんですよね。

[http:// :title]

 

 

誇張ではなく、サウザーさんのVoicyを聴いてしまうと他のパーソナリティ(有名なインフルエンサー含めて)がほぼ聴けなくなるという現象が発生します。いやもう、そりゃ仕方ない。

 

2018年は毎日更新を続け(中国旅行などもありながら!)、2019年も一時の休止期間を経つつ、コンスタントにVoicyを届けてくださっています。

 

彼の発信内容は一貫して「資本主義ゲームの勝ち方」。

 

「自分の商品を持て」「会社員の給料は労働力の再生産経費でしかない」「日記書け」「見栄っ張りな嫁さんはもらうな」「家は新築で買うな」などなど。

 

僕自身、自分の不勉強や怠惰さによってだいぶ「負け」の洗脳をされていたと気づかされました。毎日彼の発信を聴いていると、「自分との対話」というモノが必須であると気づかされます。

爆発寸前GIGって何?

 

これは2018年から始まった、サウザーさんが行うセミナーのこと。2018年はこのような呼び名ではなかったのですが2019年になってこの呼称が付いたようです。(BOOWYみたいですな)

 

自身の活動拠点である福岡周辺のみならず、北海道や金沢、東京でも開催されていました。

 

セミナー講師はサウザーさんのほかにもWEB顧問の足立さん、チャットレディーのあいさん、ゼロ円アフィリエイターさんなど。Voicyや「白熱教室」のファンにとってはたまらない面々でした。

 

❸中身は?

さて、ここからがいよいよセミナーの中身です。が、ここではあくまで僕の感じたことを中心に書いていきます。(本気で気になる人は来年のセミナーにぜひ参加しましょう!!)

 

聖帝「目標は紙に書け!」

 

サウザーさんが90分間のセミナーのなかで言っていたことは一貫してこれでした。

 

目標を紙に書き、5年の長期展望を持つこと。

 

これは1パーセントの人しかやっていないが、成功している経営者は100パーセントやっているとのこと。

 

普通じゃない習慣を紙に書き、実際に行動する。人間性が磨かれる。そうすることですごい幸運を連続でひく。

 

自分より有能な人に引っ張り上げられる。ここ、めちゃくちゃ重要だと思いました。

 

どう考えても、人一人の能力には限界があるからです。

 

出会う人すべてにアンテナを張り、「鍵の人?」とうたがうこと。

 

人生を進める「鍵の人」に出会ったとき相手に自分が本気であることが伝わるかが重要。それが伝われば「本気の人間は助けたくなる」

 

その日の他の講師陣の講義からも、まずは自分が本気でやる事の大切さが伝わってきました。

 

チャットレディーあいさんは一日7時間、チャットに費やし、お盆などの書き入れカキイレ時は20時間を超えることもあるそうです。

 

ゼロ円さんは、「人はどうせ死ぬ。普段から自分に負荷をかけ、本を読み、最悪を想定する」と言い、

 

あだちさんは「僕たちは凡人。これ以上の努力はこの世に存在しないレベルまでやったか。」「今の人生は【仮】じゃない。本物であり、現実。」と締めました。

 

僕は家に帰り、さっそく日記帳をひらき、5か年計画を書きました。ものすごく拙い出来ですが、今の僕には何とも代えがたい軸となりました。

 

誰にも見せないノートに書いた自分の声。世にあふれる雑念に目を奪われることなく、自分の人生を生きていきたいです。改めてそう強く感じることが出来た、素晴らしい一日でした。

 

❹おまけ(フジイの緊張)

1、オナ禁の感謝

 

セミナーが始まる前、会場入り口で物販タイムがありました。販売されていたのは「オナ禁カレンダー」と「みつろうクリーム」。

 

サウザーさん自らが販売台に座り対応してくれます。

 

どちらも欲しかったのですが、あえて「みつろうクリーム」のみを購入。

 

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なぜならこの日の時点で僕は、ちょうどオナ禁120日目だったからです!w

 

つまりほぼ完全にオナ禁が身に沁みついたぼくは「オナ禁カレンダー」必要ないんですよね。

 

短時間睡眠や肌の艶などでその効果を感じていた僕は、どうしてもその感謝をサウザーさんに伝えたかった。だから、意を決して話しかけました。

 

フ「みつろうクリームください」

サ「はい。ありがとうございます」

フ「(カレンダーを指して)こ、こっちは僕、今日でちょうど120日目なので要らないんです」

サ「え?!」

フ「そんなんですw」

サ「それはすごいなぁー。僕も120日は一回くらいしか行ったことないですよ。」

フ「ありがとうございます。ゼロ円さんとの白熱教室は全部買いました」

サ「あー。すごいすごいw」

 

次に並んでる人もいたので、当然長話は出来ませんでしたがとなりに立っておられたゼロ円さんにも感謝をお伝えし、喜んでいただくことが出来ました。

 

2、質疑応答

 

セミナー終了後、質疑応答タイムが10分ありました。一番前の真ん中の席に座っていた僕は、ここでもやはり貴重な機会を逃したくありませんでしたので、二番目にてをあげ質問しました(一番に挙げられなかったのが情けない!)。

 

「日記はどのくらいの分量書くものか。どのような姿勢でかくのか(机に向かって?)。日記はいつ書くのか(朝?夜?)」

 

上記三点。我ながらアホな質問だと思うのですが、どうしても聞いておきたかった。そのぐらい、日記というものの大切さをこの頃は痛感していたからです。自分の本音との対話、これほんと大事です。

 

この質問に対して、サウザーさんは

 

「分量は大学ノート半分くらいが一日分。このくらいが書けないというのは、自分の本音を押し殺す洗脳がされちゃってる人。少しずつ増やしていけばいい。姿勢は机に向かって。成功者の条件は、自分の勉強机を持っていることだと思う。時間はあんまり考えたことないけど、やはり夜の方がいいでしょうね。」

 

と丁寧に回答してくださりました。感動。ありがとうございます!!

 

3、終了後

 

その質疑応答も終了後。片づけを進める足立先生に声をかけました。

 

フ「足立先生、今日はありがとうございました。メルマガ、創刊から読んでます。」

足「そうなの?ありがとう。懇親会は来るの?」

フ「すみません。行けないんです。」

足「そうですか。。」

 

といった後、足立先生が手を差し出してくださり、握手をしました。

 

やー、その握手の強さたるや。

 

痛さすら感じるレベルでしたが、足立先生の激励が伝わってきました。

 

そもそも相手と同じくらい強い握手で返していれば痛みなどはないはずですから、僕の本気がまだまだ足りない証拠だと思いました。

 

❺反省点

 

懇親会、行けばよかったです。

 

ホントにこれは後悔。会費は5000円程度だったのですが、これをケチってしまいました。このセミナーに集まるようなすごい人たちばかりの中に、何もない自分が入っていく勇気が持てませんでした。ここでも自分の至らなさをかみしめることに。

 

次回は必ず、懇親会まで参加して成長した自分を報告します。

 

これから参加される方はぜひ、懇親会まで参加されることをお勧めします。

 

以上です。ありがとうございました!

 

 

 


ストロベリー

 

 

 

 

 

 

【Laika Came Back】2019/08/25 青山 The Birth Place

 みなさま

 

残暑お見舞い申し上げます。 

 

令和最初の夏の終わりに、

 

念願の!

 

Laika Came Back 青山The Birth Placeライブに参加してきましたので、

 

この記事ではその模様を覚えている限りお伝えしようと思います。

 

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まず始めに 

 

僕は中学生の頃からSPIRAL LIFEの大ファンでした。

 

特に車谷さんの透き通った唄声にしびれ切っていました。

 

僕がLaika Came Backこと車谷浩司さんを

 

どれほど敬愛しているか。に関しては、

 

以前作っていたnoteに詳しく書いています。

(それでもうまくかけた自信はありませんが。。)

 

よろしければそちらをご参照いただいてから読み進めていただけると、

 

より楽しめるかと思います。

 

note.mu

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僕は昨年転職をしたのですが、

 

35歳を過ぎて転職という決断をした理由の一つが

 

好きなアーティストには会いに行きたいから。

 

でした。

 

前職はやりがいはありましたが、年間休日が50日にも満たないとても過酷な労働環境。。

 

そんな中で、

 

就職以前はコンスタントに行けていたライブにも当然いけなくなってしまったのです。

 

また、

 

ユニットやバンドなど活動形態に関わらず、

 

アーティストがいつまでも活動を続けてくれている保証などどこにもありません。

 

自分が年を取るということは、

 

アーティストも年を取るということ。

 

会えるときに会いに行くべき。

 

様々な悲しいニュースに触れるたびにそう思うようになっていました。

 

そんな僕が実際に転職をして、

 

まず行きたい!と思っていたのがこの

 

Laika Came Backです。

 

noteに書いた通り、

 

僕は人生のどん底だった高校3年の夏に、

 

車谷浩司さんご本人からギターを売っていただくという

 

ド級の幸運に出会いました。

 

あの時、あの経験が僕の人生に与えた影響はとてつもなく大きなものがあります。

 

なのに、

 

僕はそれ以来一度も車谷さんのライブに足を運ぶこともなく、

 

2009年、AIRは突然活動を終了してしまうのです。

 

いつか行けるだろうという怠慢を恥じつつも今度は仕事に追われ、

 

 2010年活動を始めたLaika Came Backのショーにも行けない始末。

 

あの時のお礼が言いたい。

 

ギターを売ってくれたという行為そのものではなく、

 

あこがれの人に実際会うというかけがえのない機会。

 

それを与えてくれた車谷さんにもう一度お会いしたいと強く願っていたのです。

 

そのチャンスとして、

 

毎年年末に行われていた横浜でのライブに照準を合わせていたのですが

 

なんと(転職した)2018年は開催されず。。

 

やっと行けると思っていた僕は涙をのみましたが、

 

ついに発表された今回の東京は青山でのショー。

 

財布の確認もしないままに気が付けばチケットを買っていましたw

(やーそこは実際結構あぶなかったんですがww)

 

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うまくかけるかわからないので、ライブ当日の事を時系列で書いていきます。

 

7時40分起床。

 

10時30分 家をでる。

我が家から会場までは1時間半ほどでつく計算。受付開始は16時ですからあまりにも早すぎる出発ですが、居てもたってもいられなかったですw 初めていく会場だから場所の確認もしたかった。

11時10分 電車に乗って二駅目で忘れ物に気づき降りる。

事前に、どうやらライブ終わりの物販時、車谷さんご本人からサインを頂けるようだという情報を仕入れていたのですが、肝心の「サインをしてもらうモノ」を何も持っていないことに気づき途中下車。あぶない。

 

 そして帰宅するとなぜか鼻血が止まらず。興奮でのぼせてしまったのでしょうかw

 

11時50分 再び家をでる。

「Landed」「Confirms」の2枚のCDをカバンにいれて再度出発。これにサインをもらおう。2枚は厚かましいかな。。汗をかいてしまったので着替えたりしました。

 

 

 

 
 
 13時15分 渋谷着。

何年振りかわからないくらい久しぶりにJR渋谷駅へ無事到着。ヒカリエには目もくれずに通過しました。(実際ヒカリエってなんなんですかね??w)

 

 

13時30分 青山The Birth Place到着。

わかりやすい場所、でもないと思うのですが迷うことはありませんでした。ありがとうグーグルマップ!

看板をみると6Fと8Fに分かれているようでした。さすがに誰も並んでいないし、6Fと8Fどちらか確認しようと思い、エレベーターでまず8Fに上ってみました。何もない。普通のマンション的な部屋のドアが一つあるだけ。次に6Fに降りてみます。同じく一枚のドア以外何もない。ただ、ドアの向こうからかすかにドラムの音が聞こえます。「ここだ」安心した僕は1Fへもどりました。

 

14時から15時20分 サイゼリヤでランチする。

途中にあったサイゼリヤで軽い昼食をとる。299円のパスタとドリンクバー。隣の席では4人組のJKが恋バナに花を咲かせています。「いくらイケメンでも変態は無理だよねー」と言っているのがきこえましたw←盗み聞きする変態

 

ドリンクバーで時間をつぶしながら、飲みすぎに注意。大事なライブ中にトイレに行きたくなっては大変です。

(これは大正解でした。青山The Birth Placeはお手洗いが男女兼用の一つしかないので先に済ませておくのは必須です。)

 

 

15時30分 再び青山The Birth Placeへ。

 

16時受付とはいえやはり早めに並んでおきたいと思いもどりました。すると、女性2人が建物の前に立っていました。よかった。なんだか一安心w

やがて中の人がA型看板をたてました。

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おお。やはり6Fで合っている!(まだ心配だったw) 

 

15時50分 開場

予定より10分早いけど「暑いだろうから」とのことで開場。ありがたいです。車谷さんを囲む人はみな優しい。後から来た人も誰も怒らない。優しい。

 

(当然かもしれないけれど、女性ファンが8割ほどでしたw)

 

僕はわりと身長がある方なので、ライブの時は気を遣うんですよね。前に陣取ると後ろの人が迷惑なのです。(別の人の時、露骨に咳ばらいをされたことがあります)

 

だがしかし。

 

今回だけは許してほしい。僕は一番前の列に座りました。ステージとの段差もなく、演奏される場所と1メートルほどしか離れていません。

 

そして並べられたエフェクター類をチェック。うむ。いつもTwitterで拝見しているものと同じだ。

 

 

 [rakuten:otakara-100:10027636:detail]

など。

 

16時30分頃 スタート

 普段から時計を持っていない私。携帯も当然OFFにしていたため正確な開演時間は分かりませんが、そんなに待った記憶もありません。

 

20年ぶりに拝見する生の車谷氏登場。感動感動感動。マジでお世辞抜きで全っ然かわってない。はにかむ笑顔が眩しい。

 

以下、正確な言葉は覚えていませんが

 

「どうもこんにちは。Laika Came Backです。お暑い中たくさんの人にお集まりいただきありがとうございます。どうぞゆっくり楽しんでいってください。」

 

そう言うとおもむろにギターのチューニングを始めるLCB氏。

 

セットリストはごめんなさい。覚えていないです。。

 

ブログ用にメモ帳を買っていったのですが、とても書いている余裕はなかったです。。釘付けとはこのこと。

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ただ、

 

『あいうえお』で始まり、アンコールの『駿馬』で終わったことだけは確か。

(それだけかい!ポンコツすぎる。。)

 

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順不同ながら、演奏された曲は(覚えている限り)以下の通り。

 

「Landed」から

・Landed

・Trace

・あいうえお

・Southern Cross

・駿馬

 

「Confirms」から

・Green

・新緑の候

・The Bears

・When Your Wings Forget How To Fly

・朝凪の色(僕の中では夏の唄というMCのあとで)

ノクターン

・逆光

・天空の彼方(たぶん本編の最後だったと思います)

 

映画「こはく」から

・こはく

(「こはく」の劇伴の話をしたあとで、「まぁこの後『こはく』を演るわけではないんですけど」といって会場全員ズッコケるw 結局やってくれたけど。)

・インスト曲いくつか(どんなんだったっけ?といいながら。ハミングの曲はもう覚えてないらしいw)

 

カバー

・Scarborough Fair(Simon&Garfunkel)(人生で3本の指に入るほど好きな曲と仰ってました)

 

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MC集(めちゃくちゃキュート)

 

①「夏も終わりですねぇ」×3(少なからず3回は言ってた)

開演直前は外でギターを抱えたまま待機していたようでチューニングにてこずっていた印象。

「ほんの5分くらい外にいただけなんですが、驚くほど変わりますねぇ、チューニングが。」

4弦の音を鳴らしたときにちょっとびっくりしたような表情をみせる。

②「映画っていうのはすごい世界ですねぇ」

映画「こはく」の話のなかで。最初に劇伴の話が来たのは3.4年前だそうです。実際の作業自体も一年前には録り終わっていたらしいです。

「そうやって3年も4年もかけて作ったものが、その町では2週間で終わってしまうんですからねぇ。まだ観てない人はチェックしてみてください。東京ではもう終わってるんですけど。」

話を振っておいて最後にゼロをかけるのは車谷さんが昔からよく使う話法w

③「令和最初の東京公演」

「だからと言って何も思うことは特別ないんですけどw」と言っていた。これも車谷さん話法ですね。

④「Tシャツを持って帰るのはとにかくイヤ!暑い中、重いんですよ!」

普段のショーでは物販の話はサラッと終わらせるそうですが、この日はLCBの新しいTシャツの白バージョンの初販日とのことで、「暑いでしょう?持って帰るのが本当に嫌なんです。是非というか必ず買って帰ってもらいたいです。ご購入いただいた方にはTシャツでも携帯でもサインします!」と言っていました。正直、予算があまりなく物販は安めのトートバッグにしようと思っていましたが「サインはTシャツじゃないと貰えないのか!」ということでTシャツ購入を決意(これはぼくの早合点でべつにそんな縛りはありませんでした笑)。

 

今も着ながら書いていますが最高の着心地。車谷さんも仰っていたがTシャツにも流行りすたりがありますね。薄手が流行ったり、厚手が流行ったり。個人的にはちょい厚手が好みなので、今回のこれはお世辞抜きで最高。ダントンにデザインが似ているのはデザインの入稿が終わった後で気が付いたそうです(「特にダントンが好きなわけでもなんでもない」らしいですw)。

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ライブ感想

 

初めて見るLaika Came Back。噂には聞いていましたが本当に一人ですべてを行っていました。PAさんも居ないとは。。

 

その場で作ったループを幾重にも重ねながら、自分の声や生ギターをのせていく。

 

DigiTech Jammanを巧みに操りながらその場の演奏と打ち込みを合わせていく様はやはりただただ「天才」でした。リズム感が尋常じゃないですね。

 

また、最後の「駿馬」で響かせたあの声。思わず落涙しました。

 

もっと感動したのは、「Southern Cross」などでディストーションエフェクトをかけた時のギターのストローク姿。

 

AIRの時から変わってない!!

 

ここでも僕は落涙。ううう。たまらんものみた。転職してよかった!!w

 

笑顔で退場していく車谷さんを観ながら、僕は強く思いました。

 

「長生きしてください!」

 

と。(誰目線なんだ。。)

 

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おまけ(俺にはやり残したことがある!)

 

19時頃 ライブ終了。

 

しばらく放心状態でいると、後ろから車谷さんの声がする。どうやら物販タイムが始まったようでした。

 

ちょっと話したいことがある僕はあんまり前に並んでしまうと、

 

後ろの人に迷惑をかけると思い、

 

少し様子をうかがっていたのですが

 

考えることは皆同じらしく(そりゃそうだ)、

 

率先して物販の列に並ぶ人はあまりいません(でもみんな帰らないw)。

 

帰って子供たちの宿題を手伝わなければならない僕は、

(一応、夏休み最終日ですからね。。)

 

意を決して列に並びました。

 

一人ひとりとしっかり話し、握手までしている車谷さん。

 

おおお。

 

めちゃくちゃ緊張する。

 

順番がきたらすぐにいただいたギターの写真を見せられるようにスマホの準備もばっちりしておかねばとソワソワが止まりません。

 

そして、

 

ついに僕の番。

(以下記憶はあやふやw)

 

受付の人(綺麗な女性の方でした)←後に分かったのですがカメラマンのtochigiさんらしい!美人!

「どちらになさいますか?」

 

私「白のTシャツ、Mでお願いしますっ」

 

受付の人「はい。」

 

車谷さん「ありがとうございます」

 

私「あ、」

(カバンから「Landed」を出す。やはり二枚は勇気が出なかった。。)

 

車谷さん「これは、どうしましょう?」

 

私「あ、もうここで。。」

 

車谷さん「ケースの上からでいいですかね?」

 

私「はい。大丈夫ですっ」

(後から考えると、ケースの上からってそれ消えやすいやんっていう車谷さんの配慮だった。。俺のあほーーー!!)

 

車谷さんサイン書き書きする。

 

私「(勇気を振り絞りまくって)あの、車谷さん」

 

車谷さん「(書きながら)はい」

 

私「わたくし、20年前に車谷さんからギターを売っていただいたことがありまして。。」

 

車谷さん「えっ(顔を上げる)」

 

受付の人も驚く。

 

私「ラジオの企画で、」

 

車谷さん「あー!」

 

私「赤坂ブリッツに招待していただいて、」

 

車谷さん「ありましたねぇー」

 

受付の人が後ろに並んでる人に「20年前にギターを売ってもらったんですって」と言い始める。ちょっと恥ずかしいw

 

私「アイバニーズのこれなんですけど(ギターの写真をみせる)」

 

車谷さん「あぁ。ほんとだぁ(食い入るようにみる)」

 

ここで私痛恨のミス。なぜかあせって車谷さんがまだ見ているのにスマホを閉じてしまう。。

 

車谷さん「今でもお持ちなんですか?」

 

私「(食い気味に)もちろんです!」

 

車谷さん「そうでしたか。これからも大事にしてやってください。」

 

そういってにこりと笑って両手で握手をしてくださいました。

 

私「ありがとうございました!」

 

ここで僕は頭をさげて退場。

 

後ろの人が笑顔で待ってくれていて救われました。

 

この場を借りてお礼を申し上げたい。

 

ありがとうございました!

 

エレベーターに乗り、半ば幽霊状態になりながら駅までゆっくりと歩きました。

(途中のヒカリエでちょっと迷いましたw 駅はどっちだ?!と)

 

にしても。

 

思い返すと反省ばかり。

 

伝えたい言葉の半分も伝えられませんでした。

 

あの日、

 

車谷さんにお会いするという奇跡が僕をどれだけ救ったか。

 

今は家族に囲まれ、どれだけ幸せか。

 

でもいい。

 

まずは20年ぶりにお会いできたこと。

 

あの深夜ラジオからずっと追いかけている変な奴がいることw

 

それをお伝え出来ただけで二重丸とします。

(勝手に納得w)

 

最後に、車谷さんにこの歌詞を贈りたいです。

 

愛するものを幸せにしたいと思うとき

 愛するものがそばにいることは素晴らしい

 

 

 

George

George

  • provided courtesy of iTunes

 

 

本当にどうもありがとうございました。

 

あなたのおかげで僕は今日ここにいます。

 

これからもどうぞお元気で。

 

また、必ず、お会いしましょう!!

 

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(了)

【oasis】オアシスは3枚目以降退屈説は本当なのか再検証する。

アナタはoasisというバンドを覚えていますか?

 

1991年に結成され2009年まで活動していたイギリスのロックバンド。

 

ビートルズの影響を隠すこともなく

 

大胆な演奏と美メロを繰り出し、

 

最初の2枚のアルバムで一気にスターダムにのし上がりました。

 

ただ、

 

彼らのオリジナルアルバムは全部で7枚あり、

 

3枚目のアルバム以降は「駄作」というのが通説となっています。

 

今回はその、

 

3rdAlbum「Be Here Now」から

 

7thAlubum「Dig Out Your Soul」までを再聴し、

 

oasisは3枚目以降退屈説は本当なのか?」を検証してみたいと思います。

 

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3rd「Be Here Now」(1997年)

 

 

 

私の個人的評価 3/5 点

 

以前にあったようなやんちゃ感はなりを潜めたまま、それでも以前と同様の曲調を演奏しようとした結果、退屈な作品になってしまった印象。

 

これより少し前にリリースされたRadiohead「Ok Computer」がじわじわとシーン全体を席巻していく中で、

 

何も新しい事をやっていない(やったとしてもうまくハマっていない)感が浮き彫りになってしまったかもしれません。

 

4th 「Standing On The Shoulder Of Giants」(2000年)

 

 

 

私の個人的評価 3.5/5点

 

メンバーの脱退もあり、ほとんどギャラガー兄弟だけで作られた作品。

 

シンプルな曲がならびソングライティングもよくまとまっていると思います。

 

「Little James」で初めてリアムの作曲を聴くことが出来ます。これもなかなかいい曲です。

 

5th 「Heathen Chemistry」(2002年)

 

 

私の個人的評価 3.1/5点

 

元RIDEのアンディ・ベルなど新しいメンバーを加えての一枚目。

 

演奏やソングライティングは安定したけど、何かがないという印象です。

 

その「何か」とは?

 

答えは次のアルバムで明らかになります。

 

前作に引き続きリアム作曲の「Songbird」が素晴らしいです。この一曲のために買ってもいいくらいの作品。

 


Oasis - Songbird (Official Video)

 

6th 「Don't Believe The Truth」(2005年)

 

  

私の個人的評価 4.5/5点

 

まだこの後にもう一枚控えていますが、

 

先に超主観的に断言してしまいます。

 

3枚目以降の最高傑作はこのアルバムで間違いないでしょう。

 

2ndまでにはなかったソングライティングの成熟と、

 

向上した演奏能力。

 

また、

 

これまで欠けていた

 

「イラ立ち」という要素。

 

それはもう一曲目から、

 

彼らが現状に満足などしていないことが伝わってきますし、

 

「LYLA」のような曲はoasisにしか演奏できないでしょう。

 


Oasis - Lyla - Official Video

 

ロックンロールへの敬意も感じ取れる卓越した傑作。

 

僕は彼らの全キャリアの中で一番好きですね。

 

7th 「Dig Out Your Soul」(2008年)

 

 

私の個人的評価 3.5/5点

 

oasisのラストアルバム。

 

悪くないです。前半はかっこいい。

 

ただ全体的に曲の特長がない曲もおおくあり、

 

後半に進むにつれて退屈に。。。

 


Oasis - Bag It Up悪くない。むしろ良い。。

 

サウンドスタイルとしてはファンクよりというか、ダンサブル。

 

横ノリが楽しい作品です。

 

このあたりの作風は現在のノエルのソロにつながる部分があるかもしれません。

 


Noel Gallagher’s High Flying Birds - This Is The Place (Official Video)

 

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以上です。いかがでしたでしょうか。

 

僕自身久しぶりに彼らのキャリアを振り返ってみて

 

やはり類まれな才能を持ったバンドであったことを再確認しましたし、

 

最後の作品までそれは続いていたのだなと思いました。

 

皆さんもまた聴いてみてはいかがでしょうか。

 

時代の潮流からひき離されると

 

新たな魅力が姿を現すかもしれません。

 

(了)

 

 

 

【BUMP OF CHICKEN】『プラネタリウム』は死ぬまで聴きたい名曲だと思う件

今年の音楽業界の大ニュースの一つに、

 

BUMP OF CHICKENのストリーム配信開始があるのではないかと思います。

 

なかなか新陳代謝の起こりづらい日本の構造において、

 

彼らのような大きな数字をもったアーティストが

 

新たなサービスに名を連ねることが、

 

少なからず驚きだったことを覚えています。

 

 

 

僕はもうすぐ40代に突入する年齢ですから、

 

彼らとは同年代。

 

10代後半から活躍していた4人の姿を、

 

好むと好まざるにかかわらず目にしてきました。

 

僕が彼らBUMP OF CHICKENの音楽に初めて出会ったのは、

 

1999年の終り頃だったと記憶しています。

 

当時聴いていたthe pillows山中さわおさんのラジオに、4人がゲスト出演していたんですよね。

 

「なんだかうるさい人たちだなぁ」

 

というのが第一印象w

 

ただ、

 

そこでかけられた楽曲にどうしようもなく魅力を感じ、

 

リリースされたばかりの1st Album「Flame Vein」を買いに走りました。

 

 

やぁ、このアルバムはめちゃくちゃ聴きまくりましたね。

 

こんなに連続して聴いたアルバムないんじゃないかっていうぐらいききました。

 

誰かが僕らの世代にとってのブルーハーツだと表現していて

 

言い得て妙だと感じました。

 

以来、

 

彼らのファンであり続けている僕ですが、

 

数ある楽曲の中で一際好きだなと思うのが、

 

2005年のシングルプラネタリウムです。

 

 

プラネタリウム

プラネタリウム

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①「どこがいいのか?」

 

確かにいい曲だけど、ほかの曲に比べて地味だし特段メッセージもないよね?

 

と思ったアナタ!

 

そこなんですよ。

 

むしろ、そこ。

 

一見、わかりやすいメッセージがないところがいいんです。

 

BUMP OF CHICKENの曲、特にシングル曲は大体が前向きな言葉にあふれていますがこの「プラネタリウム」はちょっと違います。

 

消えそうなくらい輝いてて

触れようと手を伸ばしてみた

一番眩しいあの星の名前は 僕しか知らない

 

↑が一番のコーラスの歌詞ですが、

 

どうでしょう?

 

メッセージなくないですか。

 

少なからずわかりやすい形での表現はないですよね。

 

作者の藤原さんも当時のインタビューで

 

「この曲は何も言ってない」

 

と話されていましたが、

 

正にその通りだと思います。

 

 

②「本当に何も言っていないのか」

 

とはいえ、

 

そこは稀代のソングライター藤原基央氏。

 

何も言わずに曲を終えるなんてことがあるのか。

 

結論から述べると、

 

やっぱメッセージあります。

 

Cメロ終わりのAメロ戻り。

 

いつの時代もそこに至高の言葉が隠されるのが、

 

POPミュージックの常ですね。

 

この曲におけるそれは

 

プレイボタンを押してから3分10秒後に訪れます。

 

四畳半の窓を開けて見上げれば現実が巡る

実在しない星を探す心がプラネタリウム

 

↑ここ!

 

実在しない星を探す心がプラネタリウム!!

 

実在しない星を探す心がプラネタリウム!!!

 

実在しない星を探す心がプラネタリウム!!!!

 

なんて良い歌詞なんだーーー!

 

冒頭では自分だけの星を部屋に写して

 

ご満悦だった主人公が、

 

それが虚構の存在であることを認めて

 

再び歩き出す。

 

そんな物語が華麗に描かれているではありませんか。

 

最高かよ!

 

 

 

歌詞の中でストーリーを描くのが誰よりも得意な藤原氏

 

それは時に直接的なエモーショナルな表現だったわけですが、

 

ついにそのネクストレベルに到達した瞬間。

 

その記念碑的作品がこの「プラネタリウム」だったのです。

 

夏の終わりも近づくこの季節、

 

皆さんもぜひ、

 

そんな視点からもう一度この曲を楽しんでいただければと思います。

 

(了)

 

プラネタリウム

プラネタリウム

 

 

【Mr.Children】ミスチルが暗かった頃(1996〜2000年)のベストソングTOP3を勝手に決める。

Mr.Childrenで一番好きな曲は?」

 

ときかれたら、

 

アナタは何と答えるでしょうか。

 

HANABI」でしょうか、

 

「Tommrow Never Knows」でしょうか、

 

はたまた「Sign」でしょうか。

 


Mr.Children「HANABI」 Tour2015 REFLECTION Live

 

好みはそれぞれでしょうが、

 

超主観的にはっきり言って、

 

Mr.Childrenのベストソングはそれらではありません。

 

確かに明るいミスチル

 

人を励ますようなミスチル

 

そんな彼らも素敵ですが、そんな歌は彼らでなくてもいいのです。

 

僕は批判を覚悟であえて言いましょう。

 

90年代から今もトップを走り続けるMr.Childrenの魅力。

 

また、桜井和寿という男の底知れない才能は

 

「めちゃくちゃ暗い」曲の中にこそあるのです。

 

 

ミスチルは暗いのか?」

 

そもそも今20歳くらいの若いリスナーからは、ダークな雰囲気をまとっていた時代のミスチルはあまり知られていないでしょう。

 

ですが三十代後半を迎える僕のような世代の人間にしてみると、96年から2000年あたりまでの彼ら、というか桜井さんは常にどんよりとした空気感を放つある意味とてもセクシーな存在だったのです。

 

とはいえ、

 

いくら暑苦しい言葉を連ねたところで、誰の胸にも刺さらないでしょうから

 

ミスチルが暗かった頃(1996〜2000年)のベスト3」

 

と題して勝手に選曲してみたいと思います。

 

まずは、

 

①「デルモ」


Mr.Childrenデルモフル

 

97年のシングル「Everything(It's you)」のカップリングとして収録されたファンクチックな匂いもする都会的な ナンバー。

 

陽性のメッセージを叫ぶ表題曲とは対照的に「幸せってつまり何なのよ?」とちょっと逆ギレ的な歌詞が良い。

デルモ

デルモ

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②「Prism」


Mr.Children 『Prism』

 

98年のシングル「終わりなき旅」のカップリング。

 

一年以上の休止期間を経てリリースされた起死回生の名曲「終わりなき旅」を聴いて、「前向きな桜井さんが帰ってきた!」と思わせた途端、

 

続くこの曲で彼は

 

「何もかもが憂鬱!」

 

と叫ぶ。

 

霧が晴れることはなく、ただそのまま突き進むことを選んだ。ただそのことだけが強く伝わってくる名曲です。

 

 

Prism

Prism

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③「ボレロ

 


Mr.Children ボレロ

 

97年のアルバム「ボレロ」のタイトルトラック。

 

前年にリリースされたアルバム「深海」は当初二枚組の予定で作成されていたが、結果的には2つのアルバムに分けてリリースされることになりました。

 

アルバム「ボレロ」はコンセプト色の強かった「深海」からは漏れてしまった「シーソーゲーム」や「Tomorrow Never Knows」といった大ヒットシングルと、

 

「深海」系の陰鬱なナンバーが混在するかなり異質なアルバム。まだ聞いたことのない方は是非一度お試しいただきたいと思います。

 

ボレロ

ボレロ

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おまけで

 

④「さよなら2001年」


Mr.Children-さよなら2001年【フルコーラス】

 

2002年リリースのシングル「君が好き」のカップリング。

 

2001年9月11日におきた同時多発テロ。それに対する報復措置。

 

21世紀も世界は混沌としてしまうことが決定的となっていた時代の不安定なムードを、

 

ポップの頂点にいるバンドが不穏なまま鳴らしてしまう大胆さ。

 

「毎月決まった日 送り込まれてくるサラリーのように

 平和はもう僕らの前に 当たり前に存在してはくれないけど」

 

さよなら2001年

さよなら2001年

  • provided courtesy of iTunes

 

いかがでしたでしょうか。

 

今の配信主流となった音楽とはまた違った、

 

A面とB面での楽しみかた。

 

そんなものを感じていただければ幸いです。

 

(了)

【全曲解説】フジイ サダモリ『Usual tunes of here』

やはり時代は『個』の時代になっていくのでしょうか。

 

以前はミュージシャンがデビューする方法といえば地道にライブ活動を繰り返し、

 

徐々に知名度を上げ、

 

もしくはデモテープオーディションに応募するなどして、

 

レコード会社の方に見つけてもらうところからスタートしなければなりませんでした。

 

むろんそこで養われる演奏能力やマーケティング能力という素晴らしい副産物はあるものの、

 

デビューにまでこぎつける人というのは本当に一握り。

 

『運』や『ルックス』による部分も多くあったと思います。

 

 

それが今。

 

多くの個人向けサービスが定着し、

 

インターネット上で誰もが自身の作品をパソコン一つ、

 

もしくはスマホ一つでリリースできるようになりました。

 

僕は18歳から26歳の間、

 

宅録ミュージシャンとして活動していましたが

 

結局誰からも声をかけられることもなく

 

その志をあきらめてしまったのですが、

 

この度『Frekul』というサービスと出会い、

 

なんと世界デビューを果たしたのです。

 

 

Usual tunes of here

Usual tunes of here

  • フジイ サダモリ
  • ポップ
  • ¥1200

 タイトルは、

 

『Usual tunes of here』。

 

7曲入り25分37秒のアルバムです。

 

AppleMusic,Spotify,AmazonMusic,LINE MUSICなどの主要配信サイトで聴くことが出来ます。

 

タイトルは敬愛するアーティスト車谷浩司さんがAIRとして1998年にリリースした傑作アルバム『Usual tone of voice』から引用しました。

 

 

Usual tone of voice

Usual tone of voice

  • AIR
  • ロック
  • ¥1650

 ↑大名盤。AIRで一番好き。

 

 

 

実はこのタイトルだけは10代のころから決めていたんですよね。

 

やはり忘れなければ願いはかなうのかもしれません。

 

以下、

 

僕しか書けない全曲解説をつづってみようかと思います。

 

よろしければお付き合いを!

 

①「いいんだよ」


いいんだよ

 

 2018年12月に制作。

 

「メッセージ性のある曲」

「子供でも分かる歌詞」

 

そんなテーマを持って作りました。結果的にはYouTubeでの再生回数も1000回を超え、事実上僕の代表曲となっています。

 

「思いっきり君が幸せになろうよ

 

という歌詞が書けたとき、「あぁ、よかったなぁ」と我ながら思えました。子育てに没頭する僕と同い年くらいの人たちに多く聴いてもらえればと思います。

 

②「ストロベリー」

 


ストロベリー

 

2019年4月制作。

 

シャムキャッツ「KISS」とスピッツ「ハチミツ」の中間のような曲が作りたくて書きました。

 

著作権フリーの写真サイト「ぱくたそ」からこのモデルの方の写真を発見し、一気にインスピレーションがさく裂しましたw

 

3分足らずですが、その分聴きやすくていいかなと思います。もっと大サビを付けたほうがよかったのか、そこはまだ考え中。

 

③「サレンダー」


サレンダー(full ver.)

 

2019年3月制作。

 

半音下げチューニングにしてG6(F#6)をギターで鳴らしたときに、イメージが出てきて5分くらいでかけてしまった曲。アレンジはSyrup16gを意識してます。

 

途中で機材が故障してしまい、頓挫しかけましたがそれでもアップしたShortバージョンが好評で再びアタマから録り直し完成に至りました。

 

人気曲の一つ。

 

④「SATELLITE SONG」


SATELLITE SONG

 

2018年10月制作。

 

元々は20歳ぐらいのころ、バイト先の先輩たちと半ば遊びで組んだバンドのために書いた曲。当時からこの曲だけは評判が良かったです。

 

AメロとBメロしかなかったところに、Cメロ17年ぶりに書き足し完成となりました。

 

サウンドは『JUMP UP』期のスーパーカーを意識しています。

 

決してかなうことのない思いをテーマに歌詞をかきました。

 

⑤「ローリング・ストーン」


ローリング・ストーン(Ver.2.0)

 

2019年3月制作。

 

前の会社にいたころに夜な夜なギターを弾きながら書いた曲で、さわやかなメロディーながら歌詞はとても悲しい失恋ソング。

 

「Stand By Me」直系のコード進行と、3分足らずな長さもとても気に入っています。

 

ブラック労働に耐えながら、この曲を口ずさみ自分の才能を信じていたのを覚えています。

 

⑥「Re:Love」


Re:Love

 

2019年5月制作。

 

今年で結婚10年となる妻にあてて書いた曲。本人には聞かせていませんが(笑)

 

仮タイトルは「抱きしめたい」だったのですが『何か良いのないですかねぇ』とツイートしたところ元てんちょ~さんが素晴らしいタイトルをつけてくれました。

 

サウンド的には「サレンダー」のコード進行をキーを変えて引用しつつ、もう少し歌謡曲っぽい仕上がりを意識して作りました。

 

⑦「Starlight」


Starlight

 

2006年4月制作。

 

まだ10代の頃にシンガーソングライターのaikoさんのラジオを聴いていて。そこで彼女が、「一日で10曲書いた。」という話をしていたんです。それを真似して、自分でも1日に10曲書いてやろうと思い書いた曲の一つ。この曲以外の9曲はほとんど忘れましたw

 

アルバムの中で唯一昔の音源で、使用機材も全く違います。HDレコーダーはコルグD12ですし、ギターはEpiphoneのシェラトン2でした。

 

MAMALAID RAG「街灯」や、James Iha「Lover,lover」のアレンジを参照しながらビートルズライクなサウンドを目指しました。

 

あの頃の鬱屈とした精神の僕に「デビューできたよ!」と伝える思いで収録しました。ボーナストラック的な立ち位置。

 

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以上、全曲解説でした。

 

今後もリリースを重ねていく予定ですが、その中でもこの1stアルバムは特別な存在であり続けると思います。

 

なぜなら、20年近いぼくのソングライティングの歴史がそのままつまっているのですから。

 

出会えた皆さんにも末永く愛される作品である事を心から願っています。

Todd Rundgren『Runt:The Ballad Of Todd Rundgren』(トッド・ラングレン)

夏真っ盛りの今日この頃。

 

みなさんはどうお過ごしでしょうか。

 

僕は夏バテもなく元気に過ごしていますが、

 

正直、自分の創作はかなり滞っています。

 

またせてしまっている人もいるので本当に申し訳ないです。

 

とはいえ、

 

これまでがハイスピード過ぎたとも言えるので

 

ちょっとした夏休みなのかもしれません。

(この期に及んで甘えすぎでしょうか。。)

 

 

 

さて、

 

多くの人の共通した「夢」として

 

『自分のカフェ(またはバー)をもちたい』

 

というものがありませんか?

 

アナタはいかがでしょうか。

 

僕はご多分に漏れずそんな目標を持っています。

 

今37歳ですから、

 

45歳までに持てていたらいいなぁと

 

考えています。

 

そしてそれが実現した暁には

 

うまいコーヒーを飲んだり、

 

酔っぱらったりしながら

 

いくつかの愛聴盤をかけたいと夢見ています。

 

今日はそんな夢想のプレイリストから、

 

一枚ご紹介したいと思います。

 

アメリカのシンガーソングライター、

 

トッド・ラングレンTodd Rundgrenが1971年にリリースした

 

『Runt:The Ballad Of Todd Rundgren

 

です。

 

 

若い方にはあまり聞きなれない名前かもしれませんが、

 

フジロックフェスティバルにトリで出演するなど、

 

大変有名なアーティストです。

 

そんな彼の代表曲といえば

 

『I Saw The Light』や、


Todd Rundgren-I Saw the Light

 

『Hello,It's Me』だったりするのですが

 


Todd Rundgren - Hello It's Me (1972)

 

この『Runt:The Ballad Of Todd Rundgren』にはそういった派手なポップソングは存在せず、

 

ただただグッドメロディをもった小作品が12曲並んでいます。

 

中でも後半に入る『Be Nice To Me』という曲が僕は大好きです。

 


Todd Rundgren - Be Nice To Me (Lyrics Below) (HQ)

 

42分間という尺も休日の昼下がりに聞くのにちょうどいい長さ。

 

通り過ぎていく夏を眺めながらちょっとセンチメンタルな気分に浸ってみるのはいかがでしょうか。

 

では。

 

(了)

 

 

 

 

Usual tunes of here

Usual tunes of here

  • フジイ サダモリ
  • ポップ
  • ¥1200